ヤマイチの梅の故郷は南部川村です
ヤマイチは和歌山県の白浜町(旧日置川町)にありますが、梅の育つ畑は、
『みなべ町(旧南部川村)』という、日本一の梅の本場です。
ヤマイチのおかみの母の里が紀州・みなべにあり、そこで育った梅を使っています。
梅雨入りの頃に、ほんのり赤く色づいた梅たちが、どっさり収穫されます。
蒸し暑く、梅雨を迎える頃、梅のほっぺがほんのり赤く染まってきます。
通常、生の梅は
「青梅」と呼ばれ、緑色のものと思われますが、このように赤く完熟し、甘い香りがする梅を使って作るのが、柔らかくおいしい梅干を作る秘訣です。
完熟した梅が、次第にぽとりぽとりと、地面に落ちはじめます。これをあらかじめ敷いておいた青いシートでキャッチします。
毎日少しずつ落ちてくるので、傷のないものを選んで収穫していきます。
この作業は腰が大変痛くなります。
でも、この作業があってこそ、皆さんのもとに、熟度100%の梅をお届けできるので、がんばっています。
梅の大きさはこんなにさまざま!
右からS、M、L、2L、3L、4L。
これからそれぞれの大きさごとに分けられます。
サイズ分けされた梅は、出来るだけ早く粗塩で漬けこみます。
100%完熟梅を使うのが、おいしい梅干しの秘訣ですが、完熟の頃合をすぎてしまうと、いい梅干ができません。こうやって、梅と粗塩の幾重の層を作っていきます。
この時の粗塩の量ですが、梅の大きさや完熟具合によって違い、こればかりは長年の経験がものを言います。この状態で、夏までおき、夏の強い陽射しに干すと、白干しができあがります。